事故車の処分

修理不能な状態になってしまったバイク

事故が起こった時には相手方にも大きな損害を与えてしまいますが、同時に愛車にも多大なダメージを受けることになってしまいます。

バイクや自動車は基本的には丈夫な作りをしていますが、それでも衝突や激しい転倒が起こった時には動力部分や各パーツが正常に動作をしなくなってしまうことはさけられません。

バイクの場合には前輪からぶつかってしまったというときには前輪を支える重要な部分であるフロントホイールやフレームの形がゆがんでしまうということがよくあり、一度そのように大きな変形が起こってしまうと通常の修理では復元することができなくなってしまいます。

一見しただけでは普通の中古車のように見えるバイクであっても、過去に事故を起こした車体の場合にはハンドルを握ったときに少しタイヤの向きが斜めになってしまっていたり、まっすぐに細かく動作をさせることができなくなっていたりします。

ですので激しく主要な部分が損傷してしまったバイクはあまり修理にだけに固執せず、いっそ廃車処分をしてしまった方がよいと言えます。

事故車の処分方法

事故を起こしたあとにはロードサービスなどを使用してレッカー移動で自宅もしくは最寄りの修理工場に持ち込んでもらうという流れになります。

おそらくそこでそのバイクを再び乗用することができるかをチェックし、修理するか廃車にするかという判断をせまられます。

修理をしてもいたずらに高額になるだけというときにはいっそ廃車処分にしようということになるわけですが、実はバイクの廃車は手軽にできるものではなく、きちんと所定の手続きによって行わなくてはいけません。

同じ廃車手続きでも125cc以下の小型バイクの場合にはそれほど難しいことはなく、必要な書類とナンバープレートを市区役所に持っていけばあっという間に処理が終了します。

これが軽二輪車や大型二輪車になるとやや面倒な手間が発生することとなっており、小型バイクにはなかったような書類を作成したり、ナンバープレートを発行してもらったときに受け取っている書類を一緒に提出するなどといったことをしなければいけません。

また上記のような処理はあくまでも登録を取り消すための方法であり、本体の方は国の登録を受けている処理業者に持込みスクラップのための必要な処理を受けることとなっています。

自力でそうした手続きをするのはかなり面倒ですので、いっそのこと全て業者まかせにしてしまうという便利な方法もあります。

参考>>事故車バイクを売る|事故車不動車バイク買取|バイク買取バイクワン

こうしたバイク買い取り業者では、動かなくなったような故障バイクであっても金額をつけて買い取ってくれるとともに、必要な事務処理を全て代行してくれます。

廃車バイクに金額がつく理由

人気のバイクを再販するということなら、買い取りをしてもらって値段がつくということは理解できます。

ですがほとんど満足に動かないようなバイクを一体どうして買い取ってくれるんだろう?という不思議な感じがしますよね。

バイクを専用に買い取っている業者というのは中古車として販売することはもとより、使用可能なパーツだけを取り出して別のバイクの修理に使ったり、他のバイクと組み合わせて動くようにしたりといったさまざまな使用方法ができるルートを用意しています。

そのため廃車になるとしても全くスクラップにするのではなく、再利用できるところは再利用をしていくため買い取りで支払うことができる金額も準備できるというわけです。

ただし買取業者といっても本来の価格を付けずに安く買い叩く悪質な業者もないわけではありませんので、きちんと実績のある信頼できる業者に依頼をするようにしましょう。