交通事故の後遺症
どの大都市にも共通することですが、圧倒的に多いのが、車やバイクなどの交通車両の多さです。
もちろん、ほとんどの地域では、道路などの交通網は整備されていますが、最近は歩道を走る自転車にも注意しなければいけません。
つまり、以前よりも増して、交通事故に遭う機会が増えているわけですが、ささいな接触事故でも、病院で検査を受けた方がいいといいます。
なぜなら、自分でも気付かないうちに、どこかの箇所を痛めている可能性があるからです。
例えば、打撲やむち打ち症などは、後日痛みを生じることも多く、内出血などの症状は、CTスキャンなどを通してみなければ、症状の判断がつかないからです。
交通事故で痛みを感じにくい理由
皆さんは、私たちの体内で、様々な神経伝達物質が作り出したことをご存じでしょうか。
そうした神経伝達物質は、私たちの体に瞬時に作用し、時として痛みを減少させるまたは、痛みが感じにくくなるといった状態を引き起こします。
神経伝達物質にはさまざまな種類があり、代表的なものとして、ドーパミン/ノルアドレナリン/アドレナリン/セロトニン/GABA/アセチルコリン/エンドルフィンが挙げられます。
このような物質は、私たちに様々な感情やパフォーマンスを引き出すため、時にはそうした神経伝達物質の作用により、痛みを感じにくくなってしまうのです。
また、前項でご紹介したように、後でやってくる痛みや症状などもあるからです。
事故後に痛みがなくても通院する理由
交通事故の加害者の中には、あまりの人の良さに、けがは大したことないから病院にかからない、といった方もいらっしゃるかと思います。
しかし、前項でご説明したように、後で痛みや症状が起きる可能性も、否定しきれませんので、事実確認をするためにも通院する必要があります。
また、実際にけがをしていても、病院にかかっていなければ、「物損事故」扱いとなるため、治療費も慰謝料ももらえません。
注意して欲しいのが、期間が空くと保険金をもらえない可能性、または後遺障害認定を受けにくくなるという理由もあります。
また、重大な症状が隠れている場合もありますので、事故後には必ず早急に病院へ行きましょう。
自身の通院のリスクを考え任意保険のプランを検討
車やバイクの場合、自賠責保険が強制となりますが、当然なぜ任意保険が必要なのか、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
結論からいえば、自賠責保険だけでは補償範囲が限られているため、自身のけがや入院及び、休業補償などには対応していないからです。
任意保険には、様々な補償がありますので、どのような保険があるのか、最後にご紹介しておきます。
『対人賠償保険』
・上限額は無制限がおすすめです。
『対物賠償保険』
・こちらも上限額は無制限がおすすめです。
『人身傷害保険』
・上限額を設定しておきましょう。
『搭乗者傷害保険』
・上限額を設定しておきましょう