排気量の違いで保険料が変わる

排気量によって保険料が変わることを知っていますか?

バイク保険への加入で必ず知っておいてもらいたいのが、加入する車両の排気量により保険料が異なるということです。
通常の自動車保険・バイク保険では、加入は「人」ではなく「車両」によって行います。

短期的なものやクレジットカード会社によるものなど一部特殊な保険形態で運転する「人」に対してかける自動車保険もあるのですが、基本的には車両をベースに保険料が決定されます。

簡単に言えば、加入をする車両の排気量のサイズが大きくなるほど保険料も段階的に高くなるということです。
排気量の違いは必要な運転免許も関係してきますし、また課税額も変化する要因です。
そこに加えて自賠責保険および任意保険の保険料も関係してくるので、購入する前にしっかりランニングコストを計算する必要があります。

具体的な保険料相場の差

どれくらい保険料に違いがあるかについて、わかりやすく比較をするため自賠責保険を例にとってみます。
2018年4月1日以降に契約をした場合、12ヶ月契約では自賠責保険の保険料は125cc以下の原付では7500円、125cc~250ccで8650円、250cc以上では8290円となります。

中型バイクよりも大型バイクの方が若干保険料が安くなっていますが、これは過去の保険事例をもとにした保険料率の計算表に従って算出されたものなので、事故件数および被害額が大きくなりがちな中型バイクの方が保険料は高くなっています。

なお平成28年からはバイクの課税方式が変わっていることから、そちらと保険料を合わせて考えていくようにしましょう。

任意保険の保険料になるとそれぞれの企業により提示される金額が異なってきます。
ただしバイク保険の排気量は3つの区分となっており125cc以下、125cc~250cc、250cc以上という自賠責保険の段階と同じように扱われます。

任意保険では125cc以下と以上の二段階設定になっているところもありますので、加入を考えている保険会社の内容をしっかり見ておくとよいでしょう。

この違いを理解していないと意外な出費の大きさに後から驚くこともあります。
よく言われることですが、日本の交通法規で最もお得な区分となっているのは125cc以下の原付二種です。

原付二種のバイクは車検もなく保険料が安いという維持費の安さというメリットがあります。
さらに一般道路を自動車と同じように走行することができることから日常用のバイクとしてかなり料金面で高いメリットがあります。

とはいえ大型バイクは損をすることばかりなのかと言うとそうとも言い切れません。
大型バイクであっても、例えば過去に長く加入をしていた保険があってノンフリート等級がかなり高くなっていれば保険料を安くおさえた保険に加入することができます。