バイク盗難保険

バイクの盗難を完全に防ぐのは不可能

バイクの盗難事件は一年間で5万件以上が起こっています。

年間のバイク所有者数は年々下降傾向にあるのに対し、盗難事故件数はそれほど大きく減っているわけではないため、バイクを持っているユーザーは自分自身が盗難にあう可能性は少しずつですが高まっていると言い換えることができます。

自動車に比べてバイクは移動や持ち運びがしやすく、また個々のパーツのとりはずしもし易いという特性から盗難しやすい乗り物です。

日本国内ではバイクの需要は下火であっても東南アジアなど海外では日本製のバイクはかなり人気があり高い値段がつくことから、バイクを専門で狙う犯罪集団がおり大胆な手口で数多くのバイクを盗んでいるのが実情です。

近年のバイク盗難の特徴としては、ロック解除など細かい手口は最初から行わず、業者を装ってトラックにまるごと狙ったバイクを積み込み素早く逃げ出すという方法が取られています。

そのためバイク盗難に気がついて警察や警備会社に連絡をしたときにはもう海外行きの船の中ということもよくあり、そうなると見つけて取り戻すのはまず不可能です。

せっかくの愛車を盗難されてしまったとなるとショックも大きいでしょうが、バイク盗難はどんなに注意をしても被害にあう可能性をゼロにすることはできません。

そのあたりの覚悟はある程度持っておく方がよいでしょう。

バイク保険の加入手続きと内容

バイクの盗難保険は通常の自動車保険会社ではあまり取り扱っている例はありません。

現在最も有名なバイク盗難保険として「JBR-M盗難補償システム」というものがあり、加入をすることで車両金額を査定して実際に盗難にあったときにそれに相当する金額の補償をうけることができるようになっています。

他にもバイク正規ディーラーが購入をした人にオプションで加入できるようにしている盗難補償制度や、中古販売店が独自に加入を受け付けているケースなどがあります。

バイクの盗難保険の場合、バイク本体が完全に盗まれてしまったという場合の他、ハンドルやマフラーなど特定の部分だけを抜き取られてしまったという場合、または鍵穴にイタズラをされて動かせなくなったという場合にも同様に適用がされます。